えっ…?
VRChatで集会イベントのスタッフや定期開催のイベントキャストをしていると、ポスターに使うためのアバターの透過写真が必要になることってありますよね。
主催者側もリアルの事情などを考慮して余裕のある提出期限を設けてくれることが殆どですが、それでもイベントの準備中に急遽アバターの透過素材が必要になることは珍しくはありません。
そんなときに役立つのが、ニュートリノさんが制作した、Unityを使ってたった5秒で超簡単にアバターの透過写真が撮影できる「JustSS」です!
こちらのツール、実はあまり広く知られていないのですが、私がこれまでに使ってきたUnityの撮影ツールの中で一番カンタンかつ最速で透過写真が撮れるツールだと思っています!
VRChatにログインする時間が取れない方はもちろんのこと、VRC標準カメラでは真正面からの撮影や歪みのない写真を撮影するのはかなり難しいため、プレーンな素材が撮影できるUnityを使った撮影も覚えておくと、かなり役立つこと間違いなしですよ…!
メインカメラ不要!シーン上の「見たまま」を透過画像として保存できる
Unityで透過写真を撮る方法として一般的なのは、メインカメラとUnityRecorderを使用する手段だと思いますが、メインカメラを使う場合ってカメラの角度やズームを手動で調整する必要があったりとかなり面倒なんですよね…。
大体撮影したいタイミングって、シーン上をマウスでぐりぐり動かしているときにやってくるものなので「今、この瞬間の写真がほしい!」ってタイミングで、その瞬間を「みたまま」に撮影できるのが最も理想的であり、ベストだと思うんです。
「Just SS」は、そういった場面でも、シーン上で見ているアバターや画角をそのまま画像として保存することができるため、面倒なメインカメラの設置と位置合わせが不要なことや、ツールウィンドウからワンボタンで撮影できる手軽さがうまく両立されているんですよね!
この記事のサムネイル画像に使われているアバターも「Just SS」を使用して撮影していますが、4K解像度やそれ以上の大きなサイズにも対応できますし、撮影にかかる時間も早ければ5秒ほどで終わってしまうため、とにかくハイレスポンスかつ取り回しがめちゃくちゃいいんです…!
実際に「JustSS」を使って撮影した画像です。
これくらいの透過画像ならササッと撮れてしまうので、作業時間の短縮にも繋がります!
また、他の用途としては、例えばskebでアバターのイラストを依頼する際に必要な『三面図』なども、このツールを使うことで簡単に撮影できるため、気になっていた絵師さんが受け付けを再開したらすぐにアバター素材を用意することができます。
これなら、スタートダッシュで出遅れる心配もありませんね!
このように「JustSS」は使い方次第でいくらでも活用できるシーンがあるため、VRChatをある程度プレイしているユーザーほど、必要となるシーンが多くなるツールだと思います。
導入手順と撮影方法!
「JustSS」の導入方法は非常に簡単です。
まず、BOOTHのリンクからUnitypackageをダウンロードし、Unityにインストールします。
その後、メニューバーから「Neutrino」→「JustSS」を選択してウィンドウを表示します。
解像度や保存先に変更がなければ、そのまま「Capture」を押すことで撮影がされます。ただし、デフォルトでは解像度が少し低いため、解像度を4K(3840×2160)辺りで出力すると提出先にも喜ばれると思います…!
また、背景を「Clear」から「Skybox」に変更することで、背景付きの画像も出力することも可能です。
Unityで撮影するときのポーズの設定が分からない方は、BOOTHにポーズ集を販売されている方が多くいらっしゃるので、そちらを利用するのがオススメです!
こちらの「みかんずめいど」さんでは、販売ページにポーズの設定方法などを画像付きで詳しく説明されているので、設定の際には参考にされるといいと思います!
イベントの準備というのは、いくら段取りよく計画的に進めていても、急遽必要となる素材が出てきたり提出物が増えるものです。
アバターの透過画像も例外ではなく、手軽にサクッとアバターの透過撮影ができる「JustSS」は、あらゆるイベンターの方にオススメできるツールだと思いますので、イベントの準備等に是非活用してみてくださいね!
今度のイベントで使う透過写真だけど、急いで必要だから「明日」までに提出してね。