目次
VRChatに興味はあるけど、VRゲーム自体を遊ぶのが初めてでどの程度のスペックのPCを買えばいいのか分からないという方も多いのではないでしょうか?
最初に言ってしまうと、VRChatは遊び方次第で必要とされるPCスペックがかなり変わってきます。
『デスクトップモード』は比較的動作が軽く”VRヘッドセット”が不要なので手軽に遊べますし、『VRモード』では現実世界の動きをVR空間にそのまま投影させることで、高い没入感の中でVRChatの世界を思う存分楽しむことができます。
まずは、自身がどのスタイルでどの程度の人数で遊ぶのかを想定して、購入するPCを選ぶようにしましょう!

比較的動作が軽い『デスクトップモード』は、数年前の古いノートPCでもある程度は楽しめますが、VRヘッドセットを使う『VRモード』では、比較的性能の高いデスクトップPCを推奨しています!
「桜乃こはく」について

VRネーム:桜乃こはく
私がVRChatを始めたのは2018年の6月頃。当初はVRというのはニッチな趣味というイメージが強く、VRを遊ぶために必要な情報すらネットにはあまり出回っていない状態でした。
誰かのために…という意識は当時あまり持ってはいなかったのですが、VR向けのPCをほぼ手探りの状態から探し始め、自分の備忘録のためにこの記事を書き始めることにしました。
これまでにVRに関する機材に使用した合計金額は210万円を上回っており、当初の散財っぷりは今自分で聞いてみてもドン引きするくらいの金額でしたね(笑)
「せっかくなら、この経験をこれからVRChatを始めようとしている方に共有して、安心できるPC選びをしてほしい…。」
今ではそんな思いが強く、盛大に人柱として散っていった私の屍を越えて損をしないPC選びをしてほしいと思っています!

この記事は210万円の散財と経験上に成り立っていると言っても過言ではないよ…!😇
必要PCスペックの早見表

個人的に推奨するPCスペック(セーフティー制限をしない場合)
デスクトップモード | VRモード (約30人までの中規模で遊ぶ) | VRモード (30人以上の大型イベント、集会参加) | |
CPU | Core i5 8700~ Ryzen 5 3600~ | Core i5 8700~ Ryzen 5 2600~ | Core i7 9700~ Ryzen 7 3700X~ |
メモリ | 16 GB~ | 16 GB~ | 32 GB~ |
グラボ | GTX 1660 Ti RTX 2060 〜 | RTX 3060 (12GB) RTX 3080(10GB) RTX 3080 Ti(12GB) RTX 4070(12GB) RTX 4070 Ti(12GB) | RTX 3090(24GB) RTX 4080(16GB) RTX 4090(24GB) |
こちらが私が思うVRChatの「デスクトップモード」と「VRモード」で推奨されるPCスペックの早見表です。
あくまでも個人的な感想なので、公式で推奨されているスペックとは異なりますが、基本的には『CPU』『メモリ』『グラボ』の三点が主軸となり、デスクトップ or VRなのか?どの程度の人数でどの規模で遊ぶのか?で要求されるPCスペックは変わってくる印象です。
また、負荷の掛かる順番としてはデスクトップモードよりもVRモードが高負荷となりますが、使用するVRヘッドセットの解像度や画質設定によっても必要となるスペックは大きく異なります。
まずは自分がどちらのモードで遊ぶ予定なのかを決めて、自分の環境に合わせたPC選びをしていくのが重要です。

「デスクトップモード」と「VRモード」では、必要となるPCスペックが大きく異なります!
VRヘッドセットを持っていなくても遊べる『デスクトップモード』

VRChatでは、VRヘッドセットを持っていなくても遊べる『デスクトップモード』が用意されており、手元にパソコンが一つあれば手軽に遊べます。
また、「デスクトップモード」は「VRモード」に比べて要求されるパソコンのスペックも低く、新しくパソコンを新調するのが難しい方や、費用をできるだけ安くVRChatを始めたい方でもすぐに遊べるのが大きなメリットです。
「とにかくすぐにVRChatを始めたい!」「雰囲気だけでも知りたい!」というは、まずはデスクトップモードでログインしてみてVRChatの世界に触れてみることをオススメします!

VRChatは“無料”なので、手軽にインストールして始められるのが嬉しいですよね♪
デスクトップモードで要求されるスペック
◎個人的な推奨スペック
CPU | Core i5 8700~ / Ryzen 5 3600~ |
メモリ | 16 GB~ |
グラボ | GTX 1660 Ti、RTX 2060~ |
『デスクトップモード』は、『VRモード』と比べてVRヘッドセットを必要とせず、高いグラフィック処理はあまり要求されないため、数年前の古いノートPC等でも案外きちんと動いてくれます。
無理をして最新世代のパソコンを用意せずとも手軽にVRChatを遊べるのは『デスクトップモード』の大きなメリットだと言えますが、やはり重いワールドやアバターが集まるシーンではfpsが落ちることも多いです。
デスクトップモードでもサクサク遊びたい場合は、最低でもCPUは『intel Core i5 8700 / AMD Ryzen 5 3600』以上のものを選ぶのが望ましいです。
また、メモリに関しても重いシーンでは容量を圧迫するケースが多く、できれば32GB以上はほしい感じ。
グラボについては余程の人数が集まるイベントにも行かない限りは、現在のノートPCの主流の”RTX20~,RTX30~”シリーズであれば特にストレスを感じることなく遊ぶことができました。

最低限動かせるだけなら低スペックでもいいですが、ある程度サクサク遊びたい場合はせめて3年前のゲーミングPCくらいのスペックは欲しいですね!

ちなみに、いくら『デスクトップモード』の動作が軽いといっても、3年前くらいのモバイルノートでは起動こそするものの全く動きませんでした…。
原則としてデスクトップ型、ノート型を問わずグラフィックボードが搭載されているパソコンでなければ満足に動かすことは出来ないようです。

VRChatを遊びたいなら、いわゆるゲーミングPCが必須です。
アバターと一体化することで得られる高い没入感『VRモード』

『VRモード』では、VRヘッドセットを使うことでアバターとシンクロした動きが可能になり、高い没入感でVRChatを遊ぶことができるようになります。
さらに、VIVEトラッカーやUni-motion、HaritoraXなどのトラッキングポイントを追加することで、全身をVR内に反映させる『フルボディトラッキング』でVRCを楽しむことができるようになります。
ダンスワールドで映像に合わせて実際に踊ってみたり、Vtuberのように動きのある動画配信をしてみたり、シューティングワールドでFPSゲームのような撃ち合いを楽しむ方もいます。
その他にも、コアなユーザーであればVR内で睡眠を取る『VR睡眠』をしている方など、現実世界との垣根を超えた体験が可能になるのも「VRモード」の大きな魅力だと言えます!

実際にその人と会っているかのような高い没入感とコミュニケーションの豊富さ、体験度の違いが「VRモード」の魅力です!
VRモードで要求されるスペック
○約30人までの中規模インスタンスまでなら快適に動作するスペック
CPU | Core i5 8700~ Ryzen 5 2600~ |
メモリ | 16GB |
グラボ | RTX 3060 (12GB) RTX 3080(10GB) RTX 3080 Ti(12GB) RTX 4070(12GB) RTX 4070 Ti(12GB) |
◎約30人を超える大型イベントや集会参加でも快適に動作するスペック
CPU | Core i7 9700~ Ryzen 7 3700X~ |
メモリ | 32GB~ |
グラボ | RTX 3090(24GB) RTX 4080(16GB) RTX 4090(24GB) |
『VRモード』では、VRヘッドセットを通じて非常に高解像度(4Kや5Kなど)の映像を表示する必要があります。そのため、必然的にパソコンの要求スペックが高くなります。
快適にVRChatを楽しむには、いわゆる『4Kゲーミング』に必要な高性能なパソコンが必要ですが、もちろん際限なく要求スペックを上げるわけにはいきません。
自分の遊び方やお財布事情に合わせて、どの程度のスペックで『妥協』できるのかを慎重に考えることも、VRChatをプレイする上では大切なことです。

「解像度を落とさずに、ヌルヌルサクサクで遊びたい!」という気持ちは分かりますが、VRChatはスペックを追い求めるとキリがないので、自分なりの妥協点を探すのも実は大事なんです…。
CPUについて

CPUに関しては、少人数であればそれほど高スペックなCPUでなくとも大きな問題にはなりませんが、ワールド内の人数が増えるに連れて、より高性能なCPU性能が求められます。
CPUのスペックが足りていないと、ワールドギミックの凝った重い場所での処理落ちが顕著に現れるようになるため、VRCを快適にプレイする上ではかなり重要なパーツです。
具体的には、ある程度まとまった人数で遊ぶ場合なら、最低でも2,3年前のCPU『intel Core i7 9700~/ AMD Ryzen 7 3700X~』辺り。多人数が集まる集会や各種イベントにも参加する予定なら、『Core i7-12700 / Ryzen 7 5800X』以上の最新のCPUを選ぶことをお勧めします。
また、VRChatに慣れてくると、別窓でUnityを動かしながらVRChatを同時に起動したり、集会イベントなどで録画を回しながら遊ぶといったことも多々あると思うので、できるだけコア数が多く、マルチスレッドに強いCPUを選んでおくのも、PCを構成する上で大事なポイントです!

分かりやすく言うと、CPUはできるだけコア数の多い、最新世代ものが望ましいです!
メモリについて

メモリに関しては、特別な理由がない限りは“32GB”以上をおすすめします!
VRChatはメモリをかなり食い潰すソフトなので、一般的なゲームの基準でもある”16GB”では、足りなくなる場合がほとんどです。
特に、イベントや集会などの人が多く集まる場所では、メモリ使用量がシステム全体で20GB以上になることも珍しくなく、16GBでは処理落ちの原因になります。
ある程度の人数が集まるワールドでも余裕を持って遊びたいのであれば、メモリは必ず”32GB”以上を選ぶようにしてください!
特に最近では”UDON”と呼ばれる複雑な処理が施されたワールドや、アバターギミックも複雑化されているため、全体的にメモリを馬鹿食いするシーンが多いです。
一昔前であれば『家庭用パソコンにメモリ64GBなんて必要ない』、『自己満足の世界』なんて言われることもありましたが、VRChatに限って言えば、メモリ「64GB」は決して大げさではなく、十分実用性を見込んだ範疇だと言えます!

人数の多い集会やイベントだと、メモリ16GBでは足りなくなるシーンが多いので、必ず”32GB”以上を選ぶようにしてくださいね!
グラフィックボード(GPU)について

VRChatにおけるグラボの扱いは少々特殊で、単純なコア性能よりもビデオメモリ(VRAM)が重要視される傾向が強いです。
例えば「RTX3070(8GB)」と「RTX3060(12GB)」を比べた場合、上位グレードの RTX3070 よりも下位グレードの RTX3060 のほうがフレームレートが出るという逆転現象が発生します。

通常のゲームであれば、RTX3060 よりも RTX3070 の方がfpsが出ますが
VRChatの場合では、RTX3070 よりも RTX3060 の方がfpsが出ます。
これは、RTX3060の方がVRAMが多いためです。
VRChatでは、ユーザー各々が自由にアバターやワールドをアップロードする為、一般的なグラボのVRAM容量でもある”8GB”では全く足りません。
私自身も RTX2070→RTX3070 に換装した経験がありますが、VRC内ではfpsが全く出ずにガッカリした経験があります…。
人数の多いインスタンスでは 個人的にあまり推奨していないグラボ | RTX 3060(8GB版) RTX 3060 Ti(8GB) RTX 3070(8GB) RTX 3070 Ti(8GB) RTX 4060(8GB) RTX 4060 Ti(8GB版) |
VRChatをプレイするのにオススメのグラボとは?
① 必要最低限で少人数のみ | GTX 1660 Ti~(揺れものOFF・低画質推奨) |
② 10〜20人程度で軽く遊びたい | RTX 3060(8GB版) RTX 3060 Ti(8GB) RTX 3070(8GB) RTX 3070 Ti(8GB) RTX 4060 Ti(8GB版) |
③ 一般的なイベント、30人程度でしっかり遊びたい | RTX 3060(12GB版) RTX 3080(10GB) RTX 3080 Ti(12GB) |
④ 上記に加えて、VRChat以外の最新の3Dゲームもガンガン遊びたい | RTX 4070(12GB) RTX 4070 Ti(12GB) |
⑤ 大規模イベントや大型集会でも、ストレス無く快適に遊びたい。 | RTX 3090(24GB) RTX 4080(16GB) RTX 4090(24GB) |
これらを踏まえた上で個人的に勧めたいグラボとしては、30人程度の中規模インスタンスで遊びたい場合は価格と性能のバランスが取れた『RTX 3060(12GB)』、『RTX 4070(12GB)』、『RTX 4070 Ti(12GB)』。
30人を超える大規模インスタンス、集会イベントにもガンガン参加したいと考えている方は、より豊富なVRAMと帯域幅が確保された『RTX 3090(24GB)』、『RTX 4080(16GB)』、『RTX 4090(24GB)』辺りを推奨しています。
ただし、これらはあくまでもセーフティ制限を掛けずに使用するケースを想定しているので、PCのスペックが条件を満たしていなくても、表示されるアバターの数を減らしたり、ヘッドセットの解像度を下げることで、人数が多いインスタンスや重いワールドでも十分対処することができます。
他にも、VRChat以外の最新ゲームを4K解像度で遊びたいという場合は、RTX 30シリーズよりもグラフィック性能の高いRTX 40シリーズがおすすめです。
なお、『RTX 3060 Ti』や『RTX 3070』などの、VRAMが8GBしかない機種に関しては基本的にはVRChat用のグラボとしてはあまり適しておらず、人数が増えることで大幅なフレームレートの低下やフリーズの原因になるので注意が必要です。

VRChatだけで見ると、価格と性能のバランスが取れた『RTX 4070(12GB)』や『RTX 4070 Ti(12GB)』、潤沢なVRAMが魅力の『RTX 4080(16GB)』がオススメです!
グラフィック性能はある程度の水準を満たしていれば、基本的にはVRAMが多く搭載されたグラボの方がVRChatとの相性はいいようです。
お財布に余裕があるのであれば、コア性能も高くVRAM容量が驚異の”24GB”というハイエンドモデル「RTX 4090」を目指すのが最強だと思いますが、そこまでは厳しい場合は『RTX 4080(16GB)』辺りを狙うのもおすすめですね!
実際にVRCを遊んだときのツイート
RTX4070、人数が少ない時は発熱もなく音も静かでかなり快適だったんだけど、25人を超えた辺りでVRAMが12GBに張り付いてしまって急にガックガクになったので、セーフティ無しでやるのはやっぱり厳しいわね…!
— 桜乃こはく🌸💎こはろぐ (@kohaku_sakurano) May 28, 2023
昨日の50人フルインスタンスで裏でUnity動いてる状態でVRAM使用量 23GBだったので中毒者でもタリナイ…タリナイ… https://t.co/uBfeZ5xkAx
— 桜乃こはく🌸💎こはろぐ (@kohaku_sakurano) June 1, 2023
AMD Radeon シリーズについて

AMDのRadeonに関しては、ドライバー等の相性問題により”VRChat”との親和性はあまり高くないようです。
特定のシェーダーでエラーを吐くという話や、そもそもVRChat自体が安定せずに定期的に落ちるなどの、プレイ時における致命的なバグや症状がちらほら報告されています。
パソコンに高い知識がある方であればいくつか改善策もあるようですが、個人的には購入後のトラブルも少ない『NVIDIA』のグラボを強くおすすめします。

個人的な感想になりますが、AMDのグラボはカタログスペックの割に実際に動かしてみるとパフォーマンスが伸びない印象が強いです…。
なお、最近になってintelからもゲーミングGPUの「Arcシリーズ」が発売されましたが、現状ではGeForceの完全下位互換となっており、こちらは買う価値は皆無です…。
フレームレートが足りない場合に起こる弊害

一般的にVRは解像度よりもフレームレートを優先したほうが没入感は高くなる傾向にあります。VRでは目の前に広がる広大なディスプレイを直視する特徴から、微細なfpsの低下も『カクつき』として非常に感じやすいためです。
また、フレームレートが出ない(滑らかでない)と現実世界とVR空間との視覚的な異差から『VR酔い』を誘発しやすいとされています。
場合によっては頭痛や目眩を引き起こす原因にもなりますので、長時間VRを遊ぶことを想定するのであれば、フレームレートの確保はVRで遊ぶ上で無視できない重要な要素の一つです。

VR酔いしやすい人は、PCのスペックを上げて「フレームレート」を確保することで改善されるケースもあります。
VRChat用のゲーミングPCを購入するオススメの方法

これまでの話を踏まえて、これからVRChatを始めようと考えている方はどのような構成のPCを購入すればいいのでしょうか?
新しくPCを購入する方法としては…
- 家電量販店などで既製品のPCを購入する
- BTOパソコンを購入する
- 自作PCを組む
などがあると思いますが、個人的には『BTOパソコンを購入する』をオススメしています!
自作PCはある程度の知識と自分でパーツを選び、組み立てるという手間やルーツが必要となりますし、相性問題や動作保証を考えると初心者にはあまりオススメできません…。
家電量販店などの実店舗で既製品のPCを購入する場合では、実物の確認や保証の面では安心できると思いますが、大手メーカー製のパソコンの多くは余計なプリインストールソフトが多く全体的にごちゃ付いており、VRChatを含めたゲーミングに特化したPCはあまり販売されていません。
一方で『BTOパソコン』というのは、BTOメーカーが販売するカスタマイズが可能なPCのことで、完成型のPCをベースにCPUやメモリ、ストレージなどを自分好みのものに変更できるようになっています。
また、BTOパソコンには余計なプリインストールソフト等が入っておらず、メーカー既製品に比べて価格が安いというメリットがあります!

BTOパソコンの多くは一年間保証に加えて、追加オプションで延長保証にも対応していることが多いので、長期間PCを使いたいという方にも安心して使えるのも強みです!
おすすめのBTOメーカーと製品
ここからは、VRChat用のPCを購入する際に、個人的におすすめのBTOメーカーと製品をご紹介したいと思います!
マウスコンピュータ
まずオススメしたいのが、国内生産のBTOパソコンメーカーとして有名な『マウスコンピュータ』のPCです!
生産工場は長野県、修理工場は埼玉県、コールセンターは沖縄県と生産から販売まですべて国内で行っており、パーツ品質と手堅いアフターサポートのバランスの取れた実績の高いBTOメーカーとして定評があります。
特にゲーミングPC「G-Tune」シリーズは、プロのeスポーツチームも推奨するモデルが多く、VRゲーム用にゲーミングPCを検討している方にまずお勧めしたい信頼性の高いメーカーとなっています!
個人的に狙い目なのが『アウトレットセール』と『期間限定セール』で、新品の型落ちモデルがとんでもない激安価格で出ていたりします…!
数量限定にはなりますが、ものによっては「えっ、こんな価格で出てるの!?」という掘り出し物が出ていたりもするため、こまめにチェックすることを推奨です!

特に価格を安く抑えたい方は、現行モデルのRTX3060(12GB版)搭載のPCが、手堅いサポート&お安く購入できるのでかなり狙い目です!
アウトレットセールでおすすめの製品

予算が15万~20万円程であれば、“Core i7-12700KF”と“RTX 3060”を搭載した高コスパ構成のモデルがおすすめです。
こちらは、VRChatで安定して動作する12コアを搭載したCPU“Core i7-12700KF”に加えて、30人程の大人数が集まるワールドでもしっかりと動く“RTX 3060”を搭載しており、VRChat入門者の方に特におすすめのモデルとなっています!
価格もかなり安くなっており、VR向けのゲーミングPCとしては非常にお手頃な16万円台という価格設定も嬉しいポイントだと言えるでしょう!
RTX 3060は、ミドル帯のグラボとしてはVRAM容量が多く、VRChat用のパソコンとしては高コスパモデルとなっているので、まずはこの辺りを選ぶのがベターではないかと思います。
ただし、メモリに関しては16GBでは足りないシーンが多いため、購入時に32GB以上を選ぶことを強く推奨します!

価格を抑えつつ、現環境の「VRChat」を快適に遊ぶためのスペックをしっかりと満たしているパランスの良い構成です!

予算に少し余裕があり、30人以上が集まる大型イベントや集会にもガンガン参加したいと考えている方は「Core i9-13900KF」と「RTX 4080」を搭載したこちらのPCがおすすめです!
CPUは現状最強とも言われている最新世代の「Core i9-13900KF」を採用。『Pコア』と呼ばれるハイパワー と『Eコア』と呼ばれる作業効率優先の合計24コア 32スレッドで、VRChatのフレームレートを落とすこと無く、ベイク作業やレンダリングなどの高負荷の処理を同時に処理できる非常に強いCPUを搭載しています!
さらに、360mmの大型ラジエーターが搭載された水冷クーラーによって、発熱量の多いCPUを効率的に冷やす非常に高い冷却性能を兼ね揃えているのも特徴です!
グラフィックボードは、VRChatに特に向いている「RTX 4080」を搭載しており、メモリ帯域の広さと潤沢なVRAM 16GBによって、50人近い人数が集まる場所でも十分なフレームレートが確保できます。
VRChatをワンランク上の快適性でプレイしたい方は、このモデルから次元が変わる感じですね!

この組み合わせは、RTX4090を買うほどではないけど現状のVRChatで最高の環境が欲しい方に最適なPCだと言えますね!
FRONTIER
最新のCPUやグラボを搭載したハイスペックなPCをコストパフォーマンス重視で購入したいという贅沢な願望をお持ちの方は『FRONTIERダイレクト』がオススメです!
他社と比べて同スペックのPCの価格が安く、毎週開催されている限定セールを利用すれば、自作PC並の安さで完成型のPCを購入することができます!
特にハイスペックのPCになると数万円の差が出てくるケースも多く、スペックは妥協したくないけど価格を安く抑えたいという方は、まずはFRONTIERをチェックすることを推奨です!
また、価格が安いからと言って粗悪なパーツは一切使用されておらず、「ASUS」や「Enhance」などの名高い信頼性のあるパーツが採用されており、個人的にもよく利用させて頂いているショップの一つです。
RTX 3060を検討中の方は、FRONTIERではVRAMの少ない8GB版を採用しているので要注意!

RTX40シリーズの最新型PCが欲しい方は、価格が数万円単位で安い『FRONTIER』がおすすめです!
今週のセールでおすすめの製品

予算が20~25万円程の方は、最新のCPU“Core i7-13700F”と最新のグラボ“RTX 4070”を搭載したハイスペックの構成がおすすめです!
こちらは、インテルの13世代CPU”Core i7-13700F“を搭載することで、VRChatで30人程の集まるイベントや大規模インスタンスで遊びたい方はもちろんのこと、Blenderを使って3Dモデリングをする方や、Photoshop等を使った画像加工、OBSを使用した録画や動画編集まで、クリエイターの方にも特にオススメしたいモデルです!
CPUは、16コア 24スレッドと従来モデルのフラグシップモデルである「Core i9-12900K」と同等のスペックを持っており、VRChatを起動しながら別窓でアバター改変をしたり、ワールド作成や常時Unityを裏で動かしておきたい方でも安定した動作が期待できます。
最新世代のグラボ「RTX 4070」を搭載しつつ、価格も23万円台というかなりリーズナブルなのもポイントが高いです!
なお、+30,000円ほどで更に帯域が広く最新の3Dゲームに向いている“RTX4070 Ti”を搭載したPCもラインナップされていますので、WQHD以上の解像度で144Hzでゲームをやりたい方はそちらを狙ってみるのもオススメです!



実際にこのPCを使って、VRChat内でFPSを計測してみました!
10人のインスタンスで約50fpsは出ており、他の人と比べてもかなり高いフレームレートをキープすることができています!

予算よりもVRChatでの快適性にすべてを求めたい!という変態さんには、こちらの「Core i9-13900F」と「RTX 4090」を搭載した最強スペックの構成をオススメします!
他社でこの構成なら普通は65万円程はする構成なので、大体20万円引きというめちゃくちゃコスパの良いセール品です…!
CPUは最新世代の「Core i9-13900F」を採用。合計24コア 32スレッドによって、VRChatのフレームレートを落とすこと無く、ベイク作業やレンダリングなどの高負荷の処理を同時に処理できる非常に強いCPUを搭載しています!
GPUには最新世代で最強の「RTX 4090」を搭載することで、グラフィック処理の強化はもちろんのこと、24GBという圧倒的なVRAMにより、『ゲームが重い』という感覚を一切覚えない最高のVRChatライフを送ることができます!
人が多く集まる集会やイベント、あらゆるクリエイティブな作業、動画制作、Unityの同時起動でアバターを弄くり回したり「どんな環境でもサクサク遊べる環境が欲しい!」という方に、こちらのセール品はネタではなく真面目にオススメできます!

私自身、前モデルの”RTX3090 24GB”を使っていますが、VRAMの多さによる恩恵のデカさを身に沁みて実感しています!(まじで世界が変わる)
VRChat用のPC選びについてのQ&A
消費電力についてのあれこれ
・Core i9-10850K / RTX3090=550W
・Core i7-13700F / RTX4070=277W昨日VRCやってるときの消費電力がこんな感じだったんだけど、ここまで差が出るものなのかな?
もしかして裏で何か動いてた可能性とかあるのかしら…— 桜乃こはく🌸💎こはろぐ (@kohaku_sakurano) May 30, 2023
RTX30シリーズ,40シリーズを問わず、ハイエンド帯は消費電力がかなり増える!
VRで使用している現在のメインPC
最後に、私が実際にVRChatで使用している(していた)PCを載せておきます!
BTOパソコンを注文する際や、自作PCを組む際の参考にしてみてください。

–OMEN by HP 30L Desktop–
CPU:Core i9-10850K
メモリ:DDR4 64GB
グラフィック:RTX3090 24GB
現在のメインPCです!
CPUは『intel Core i9-10850K』メモリは64GB、グラボは『RTX3090 24GB』を搭載しているため非常に快適です。
VALVE INDEX(解像度150%)使用時でソロワールドで144fps , 10人程度で60fps、20人程度で40fpsくらい。30人を超えてきても25~30fpsは出ます。
これだけ動けば早々処理落ちに悩まされることもないので、ヘッドセットの解像度も下げずともストレス無く動作します!
以前に使用していた自作PC
–自作PC–
CPU:Ryzen7 5800X
メモリ:DDR4 32GB
グラフィック:RTX3070 8GB
前に使用していた自作PCです。
“Ryzen 7 5800X”と”RTX 3070″を搭載してビジュアルも格好いいのですが、VRC用としては思ったよりもfpsが出ずにがっかりでした…。
VRAMに余裕があるときは快適ですが、20人を超えた辺りから”RTX 2070″も”RTX 3070″も大差ない重さになります。
VALVE INDEX(解像度150%)使用時でソロワールドで144fps , 10人程度で40fps、20人程度で20fpsくらいですね。30人を超えてくるとほぼ12fps固定です。
こちらも同じくVRAMが圧倒的に足りてないので、人数が増えるにつれてfpsが激減しています。VRAM 8GBがボトルネックとなり、RTX 3070本来のスペックが生かされていないようです。
VRChatに限って言えば、RTX3060(12GB版)を買ったほうが恩恵は大きかったのかなと思います。
サブPC
卓上で動かせるVRC用のPCが欲しくて自作したやつです。

–自作サブPC–
CPU:Ryzen5 2600
メモリ:16GB
グラフィック:GTX1650 Super 4GB
ワールドやアバターの重さによりますが、このスペックで大体平均のCPU使用率が約50%で3~4人程のワールドであれば60fpsで遊ぶことが可能です。
ただし、そもそもこのグラボは「VR Ready」を満たしていないグレードのものなので、人数が増えてくると一気に重くなり動けなくなります…。
こちらはあくまでもアバターの検証用やVR睡眠用ですね。
こんにちは!VRブロガーの桜乃こはくです!