突然ですが、VR用のメガネって結構お高くないですか?
僕は普段から”Valve INDEX”と”Oculus Quest2”の二台と使っていて、VR眼鏡の「VRsatile/ヴァーサタイル」を付け替えているのですが、使用するVRヘッドセットを変えるたびにいちいちVR眼鏡も装着し直すのがかなり面倒に感じていました。
できればVRヘッドセットにそれぞれのVR眼鏡を付けっぱなしにして、ストレス無くVRを遊びたい!
というわけで、今回はリーズブルで手軽に使えそうなVR眼鏡レンズをAmazonで発見しましたのでシェアしたいと思います!
両目で約3,000円!圧倒的な低コストで-6.00Dまで対応!
タイトルから漂う怪しい日本語が如何にも中華製と言わんばかりのこちらの商品。
レンズフレームも微妙にSwitch感があるし、なかなかの胡散臭さを醸し出していますよね…。
Amazonでは似たような製品が多数販売されていることから恐らくはOEM製品だと思うのですが、その価格がなんと片方で約2,000円と、度数付きレンズにしては恐ろしくリーズナブル!
しかも、度数は-2.00Dから-6.00Dまで0.50単位で用意されており、視力の状態に合わせて自由に組み合わせる事が可能となっています。(一段階補正するのが0.25らしいので二段階分)
両方合わせても約4,000円程度で買えちゃうってだけでもインパクトが凄いのに、度数はセミオーダー式でこの価格…。
こんなのちょっと試してみようかと思っちゃうじゃないですか…!
外観や装着方法など
というわけで、早速購入!
外観はちょっとチープですが、ちゃんとレンズポーチや布巾など必要なものは付属されていました。
色合いは完全に○天堂 Switchですけど、まぁ問題ないでしょう!
装着方法は、まず”Quest2”のレンズ側面にある切り欠きに、フレームアタッチメントを装着します。
ちょっと硬いですが、ググッと押し込めばしっかり固定できました。

続いて、この上からマグネット式のレンズアタッチメントを装着していきます。
磁力の力によってレンズを被せるだけでぴったりと吸着してくれるので、ワンタッチで装着できるのはかなり便利ですねー!
もちろん、頭を振ってもグラグラする感じもなく一体感はばっちり!
まぁフレームinフレームなので若干浮き上がる感じが気になりますが、Quest2に付属されているメガネ用スペーサーを使えば丁度いい感じに馴染むので特に問題はありませんでした。
レンズ品質は意外といい!脱着はマグネット式でお手入れも楽々!
「片方2,000円のレンズなんて、どうせ分厚くて歪んで見えちゃうんでしょ!」
商品が到着するまではそう思っていたんですけど、これがねー。意外といいんですよ…。
まず、価格の割に透過率が高くてレンズの厚みも少ない。
僕は結構視力が悪いので”-4.00D”を購入しましたが、ヴァーサタイルと比較してもレンズの厚みは同等程度で遜色なく、安いレンズにありがちな『牛乳瓶の底』を付けているような野暮ったさも感じられません。
もちろん度数が高くなってくると厚みも増していくと思いますが、これはどのVR眼鏡にも言えることなので個人的には全然許容範囲です。
レンズの歪みも殆どなく、安いからと言ってひとえに粗悪品と言うわけでも無い感じですね!

実際の映像を見てみても、光がレンズに拡散される「乱反射」も起こっておらず、今回のように『ちょい使い』用途であれば特に問題なく使用できました。
ちなみに問題のSwitch風フレームですが、実際にHMDを装着すると視界に入らない&暗すぎて見えない事から使用中にフレームが気になることは全くないですね。
販売方法がセミオーダー形式ということもあり、途中で視力が変化しても片方のレンズを買い直すだけですぐにベストな視力を保つことが出来ちゃいますし、多少乱暴に扱ってもまぁ1,600円だしと割り切って使えるのも気楽に使えてかなりいい感じです!
あれ、コレはもしかしなくてもお買い得商品なのでは??

多少雑に扱っても買い直せるタイプのストレスフリーってやばない?
あとは、レンズが汚れてしまってもワンタッチで外してそのまま水洗いできちゃうのも最高でしたね。
特にVRレンズって普通に使っているだけでも、まつ毛の汚れやら皮脂やらで意外とすぐに汚れちゃうので、僕が普段から愛用している「メガネのシャンプー」がそのまま使えちゃうのは嬉しかったです…!
あ、VR関係なくメガネシャンプーは吹き掛けて洗い流すだけで皮脂汚れまでしっかり落ちるので、全人類にお勧めですよ!
最後に注意点というか、まぁ価格を考えると当然なんですけど、こちらの格安レンズには傷防止コーティングや曇り止めコーディング、ブルーライトカット施工などは施されていません。
それに加えて、乱視や遠視には非対応ということにも注意が必要です。
自分の視力に合わせたレンズを作りたい場合
通常のメガネのように、自分の視力に合わせたレンズを使用したいという場合や、レンズに様々なコーティングを施してさらに快適にQuest 2をプレイしたいといった場合には「ROOX」というVRを専門とするオーダーメイドの近視補正レンズを販売しているショップもありますので、そちらでの作成もオススメです!
こちらは医療機器として正式に認定された眼鏡士により「乱視補正」も対応していますし、度数も通常のメガネと同様に-0.25単位で指定することができるので、完全に自分の視力にあったQuest専用レンズを作成することが可能なんですよね…!
肝心のレンズも日本メーカーの高品質なものが使用されていますので、歪みなどもほとんどなく非常にクオリティが高い製品です。
それでいて、価格はなんと両目で6,880円からと非常にリーズナブルなため、個人的にはかなりオススメしている製品です!(ヴァーサタイルの半額)

現在、私が使用しているQuest2用の視度補正VRレンズも「ROOX」で作ってもらいました!

とはいえ、やはり両目で約4,000円というローコストで”Quest2”用の度数付きレンズが実装できちゃうというのは大変魅力的ではありますし、乱視などが無くある程度の視力に合えばいいくらいのお手軽レンズが欲しい方には中華製レンズも嬉しい選択肢ではあると思います。
格安中華レンズも「ROOX」のオーダーメイドレンズも、気になる方は是非一度チェックして見てください!
というか、早く全てのHMDに度数補正機能が付いてくれたら嬉しいんだけどなぁ~。
安いVR眼鏡ってあるの!?