VRChat界隈でひそかに話題のバッテリー内蔵型のVIVEトラッカーベルトこと、Rebuff Realityの『TrackStrap Plus / TrackBelt Plus』
VIVEトラッカーは、VRのフルボディトラッキングに必要なマストアイテムとして発売当初から長らく愛されて続けているデバイスのひとつですが、元々は長時間の使用が想定されていないためか、約4時間の使用でバッテリーを使い切ってしまうという弱点を抱えていました。(たぶんVRC民がやりすぎなだけ)
そこで注目を集めたのが、Rebuff Reality社が販売するVIVEトラッカー用ベルトに大容量バッテリーを内蔵した『TrackStrap Plus / TrackBelt Plus』です!(以下、Track Plus)
この製品は、VIVEトラッカー固定用のベルトにバッテリーを搭載することで約10時間の追加利用が可能になるというVRCユーザーにとっては夢のようなアイテムとなっています!
今回はこちらの製品を実際に購入してみましたので、使用感をレビューしていこうと思いますー!
実物のチェックと使用感!
『TrackStrap Plus / TrackBelt Plus』には、腰+両足分の合計3個のトラッカーベルトが同梱されています。
VRCフルトラ民ならこのセットだけでOKですね。
付属品は「給電用のMicroUSBコイルケーブル×3,取扱説明書」の二点です。
コイルケーブルは各トラッカーに一本のみとなるので、VIVEトラッカーへの給電もTrack Plusへの充電もこのケーブル一本でやれってことみたいですね。
ベルトは伸縮性のあるスポンジ素材で柔らかく取り回しやすいです。
ただ、吸水性が高く一度吸った水分はなかなか乾かない感じなので、足汗などの衛生面が気にある場合は靴下など履いた上での使用が良さそうですね〜。
トラッカー台座の部分はバッテリーが内蔵されており、少しだけ盛り上がるようになっています。この微妙な盛り上がりがトラッキングの安定性に一役買ってくれているようで、「腰飛び」が起こる頻度が減ったように感じます。
台座にはネジ山が組み込まれていて、VIVEトラッカーをクルクルと回すだけで簡単に装着することができます。
ポートについては、画像上側のUSB-AポートがTrack Plusからトラッカーに給電するための端子で、画像下側のMicroUSBポートがTrack Plusを充電するための端子です。
実際にVIVEトラッカーとTrack Plusを繋いでみるとこんな感じ。
長さが余らないようにぴったりと設計された付属のコイルケーブルがいい仕事をしてくれていますねー!余ったケーブルが物に絡まって手足を取られるといったこともなく快適に使用することができました。
ただ、Track PlusのUSB-Aポートはめちゃくちゃ硬いため、ケーブルを抜き差しする際に端子の破損やケーブルの断線が少し心配ですね。
コイルケーブルは挿したまま「Track Plus」を充電するためには、端子部分の小さいMicroUSBケーブルを用意すれば併用することができるので、できるだけ本体側のコイルケーブルは抜き差ししないように運用したほうが良さそうです。
トラッカーベルト+2000mAh内蔵バッテリーの組み合わせは最高!
ともあれ、Track Plusを導入することで、今までチラチラとVR上の『腕時計』を見ながら常時バッテリー残量を気にしていた私のような『腕時計チラ見勢』が、まったく腕を見なくなるほどバッテリー持ちが長くなったことは体感でもはっきりと分かりました…!
実際にフルトラになってVRCで遊んでみましたが、21:00からログインして4:00にログアウトする間の「7時間」の使用でもバッテリー残量は100%をキープ。
Track Plusには約2000mAhの内蔵バッテリーを搭載しているため、元々あるVIVEトラッカーの使用時間にプラスして最大10時間の連続使用が可能になるようです。
元のトラッカーの充電時間と合わせて14時間も使用できることを考えると、先にコントローラーの方が充電切れを起こしてしまいそうですね!
VRを連続使用する場合、一度目や脳を休ませる意味も含めてコントローラーの充電が切れるタイミングで『充電休憩』を取るのがいいでしょう。
海外製品のため、日本人の足には微妙に合わない?
いろいろとべた褒めしてきたTrack Plusですが、装着感に関してだけはちょっと物申したいです…!
特に足トラは足を固定するためのバッテリー台座が大きくフラットなため、足の甲に安定して乗せることが難しい印象を受けました。
もちろん足の形状には個人差があるため、皆が皆フィット感に悩まされるとは思いませんが、元々は海外向けに設計された製品であることから、比較的足の小さな日本人には合いにくいのだと思います。
このようなこともあり、私は足の甲ではなく足首にセットして運用するようにしています。(足首ならほぼズレない)
なお、重さに関しては足や腰はもともと体全体を支えている部位ということもあり、特別重いと感じることなく快適に使用できました。
長時間、VRCを遊ぶヘビーユーザーには必須のアイテム!
最後にまとめとして、Track Plusを買ってよかったのかどうかですが…。
個人的にはもっと早く買っておけばよかったと思うほどの大満足でした!
上記で書いたような装着感などの不満点はもちろんありますが、そんなデメリットが気にならないくらいVIVEトラッカーのバッテリー残量からの開放が素晴らしく、いつも脳裏をよぎっていた「バッテリーあとどれくらい持つかな…」というストレスから見事に開放してくれるんですよね!
連続で14時間も持つならVR睡眠をする人でも寝て起きるまで十分な時間動いてくれると思いますし、そういった深い没入感を求める方にも嬉しいアイテムなんじゃないかなと思います!
こういった製品は大幅な値下がりも期待できませんし、体験価値を考えるなら購入は早ければ早いほどいいですよ!
販売は【Rebuff公式サイト(海外サイト)】もしくは、【Amazon】にて取り扱っているようなので、気になる方は是非チェックしてみてくださいねー!
オススメ度 | ★★★★★ |
Quest 3対応の充電端子付きリンクケーブル!
ケーブルの中間に給電用の急速充電モジュールが付いており、18W以上に対応した充電器と充電用ケーブルを接続することで、バッテリー残量を気にすることなくPCVRを実質無制限にプレイできるようになっています!