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ダンス勢には必須!?VR内の激しい動きに対応する「ケーブル・ランニングワイヤ VR」の使用感レビュー!

桜乃こはく

こんにちは!桜乃こはくです!

株式会社ROOXより、有線VRヘッドセットのワイヤーリール「ケーブル・ランニングワイヤ VR」の販売が開始されました。

有線VRを使用していると、ヘッドセットから伸びるケーブルを誤って踏んでしまったり、余ったケーブルが体に当たってしまったりと没入感を削ぐ原因となりがちですが、「ケーブル・ランニングワイヤ VR」を使用することで、天井からケーブルを這わせて取り回し無線ヘッドセットに迫る快適性を手に入れることができます!

今回は、ROOX様のご厚意により事前に製品サンプルを送っていただきましたので、設置方法や使用感などをお伝えしていこうと思います!

よくありがちな3点式ケーブルリールとの違い

ケーブルを吊るこの手の製品でよく目にするのが、ケーブルリールを3個ほど使って固定するタイプの製品だと思いますが、今回の「ケーブル・ランニングワイヤ VR」との最大の違いは、ずばりワイヤーとケーブルリールを併用しているという点です!

リールだけでケーブルを固定した場合だと、設置した真下が「張力」の起点となる為、その場から少しでも動いてしまうと頭を斜め上に引っ張られる感覚がどうしても残ってしまいます。

一方でワイヤーとリールケーブルを併用した場合、起点となるリール自体をワイヤー上で自由に動かせるようになるため、この斜め上に引っ張られる感覚が大幅に軽減されるというわけです!

これにより、「ダンス」や「フィットネス」といったVR内で大きく体を動かす方でも、変に頭を引っ張られることが少なくなり、快適性が大きく向上します!

桜乃こはく

VRCの場合だと『ダンス勢』の方に特に恩恵がありそうですね!

リール自体がワイヤー上を自由に移動できるため、常に垂直にリールが伸びて余計な力が加わりにくくなります。

付属品のチェックと設置方法

ここからは本体や付属品、設置方法までをご紹介していきます。

製品のラインナップには「ブラック・ホワイト」の2色がありますが、今回はホワイトをチョイス。

セットの他に今回は補強拡張として単品発売も開始される【単品リール・石膏ボードピン・受け金具・結束バンド】も送って頂きました。

セットの内容物は「ワイヤー本体、ケーブルリール、補強用粘着ゲル、石膏ボードピン5個、壁用ビス6個、マジックテープ2個、シリコンベルト4本」です。

ただし、ピンやビスなどの付属品に予備の部品は付いていませんので、部品の紛失には細心の注意を払う必要があります。

設置の手順としては、最初に受け金具を壁に設置、続いてワイヤー本体を反対の壁に設置、最後にリールを通してケーブルを固定する感じです。

私の場合は壁が石膏ボードなので、3点ピンと補強用粘着ゲルを使用して固定しました。

受け具とワイヤー本体を設置する際には高さを同じにするか、ワイヤー本体の方が上になるように設置しなければならないため、メジャー等で高さを測ってから設置するようにしましょう。

受け具はカバーを取り付ける際に付属のマジックテープを間に挟み込むように設置します。

カバーを取り外すときはこのマジックテープを上面に引っ張ってカバーを取り外すようです。

こうしないと取り外す際に壁紙ごと持っていかれるそうです…。(賃貸の場合は要注意!)

続いてワイヤー本体を設置するためのベースを取り付けます。

こちらも同様に粘着ゲルで固定したあとに3点ピンで壁に固定します。

設置が完了したらワイヤー本体を斜め右方向から傾けながら被せるようにした後に、反時計回りに回して下方向に下ろすことでがっちりとロックできます。

ワイヤーを反対側の受け具まで伸ばしてカチッと音がするまで下げて固定します。

ワイヤーが勝手に伸び縮みしないように本体側のロックも忘れずにしておきましょう。

最後にワイヤーにリールを取り付けるのですが、ここがイマイチ分かり辛く付属のマジックテープをワイヤーに取り付けた後にリールを固定しなければならないようでした。

また、余ったケーブルもマジックテープとシリコンバンドを併用してケーブルに取り付けることで、固定感を出しつつスムーズに動かすことができるようです。

桜乃こはく

私も結構手間取りましたが、後日設置方法の詳しい動画を出して頂けるようです。

実際にVR内で使用してみての所感

結論から言うと、非常に快適に使用できました!

私はあまり大きく体を動かす方ではないのですが、それでも軽く立ったり写真撮影の際に簡単なポージングを取ったり、軽くしゃがんだり寝転がったりしてもケーブルリールはしっかりとワイヤー上を移動してくれて、変に斜め上から引っ張られる感じはほとんど無かったように思います。

ワイヤー上をケーブルが移動した際にも無駄なたわみも発生せず、固定式の3点リールと比べても特に立ってプレイする際にググッと引っ張られる感覚は殆ど感じられず、長時間VRに入っていても非常に快適でした!

これがダンスをしたりもっと激しく体を動かす方であれば、更に快適性を実感できると思います。

逆に、VR内でほぼ動かない常時寝ている方の場合では、無理にこの製品を買わずとも通常の3点式のリールでもそこまで体感は変わらないのかなーっというのが率直な感想でもあります。

やはり当初の触れ込み通り、VR内で動くことを前提とした方にこそ真価が発揮される製品だと言えますね!

桜乃こはく

体を動かす人には恩恵が大きく、逆にほとんど動かない人には通常のリールとそれほど変わらない…そんな印象を受けました!

設置難易度がやや高い

ここからは設置の際や製品自体の気になった点になるのですが、まずは3点式のリールと比べて設置難易度がやや高いことが挙げられます。

3点式の固定リールの場合だと天井にフックを取り付けてリールを吊るすだけで使用できますが、こちらの製品の場合、受け具とワイヤー本体をそれぞれ壁に設置した後にワイヤーを貼って、そこからリールを吊るしてケーブルをセットする必要があります。

毎回やる必要はないとは言え、一人でやるとなると正直けっこう大変でした。

また、厳しいことを言うなら例えば代用が効くからといって専用品ではないマジックテープを留め具やワイヤーに使用していたり、シリコンバンドと組み合わせて使う部分が出たりと、どうしても生活の知恵で生まれたような「お手製感」がチープさを際立たせてしまうんですよねー。

使用中は気にならない部分ですが、欲を言えば専用パーツを用意してほしかったというのが本音ではあります…。

桜乃こはく

格安の製品というわけでもないので、できればワンタッチで取り付けられるパーツがあればよかったなーっと思います!

使用する上での肝心なことが説明書に書かれていない

あと一ユーザーとしてどうしても気になったのが、説明書が微妙に不親切だということ。

固定方法、取り扱いへの注意事項などは丁寧に書かれているのですが、肝心のワイヤーとリールを固定する方法や、使用時はワイヤーをロックしておくのかなどの重要な情報が抜け落ちており、最初は「これで本当に合っているのか?」と手探り状態で使用していました。(特にマジックテープでの固定やシリコンバンドの使用箇所については読んだだけでは分かりませんでした…。)

また、説明書に記載されているマジックテープの数と実際に同梱されているマジックテープの数に違いがあり、説明書通りに設置しても「んん?」となる部分が多かったです。

ワイヤーやリール自体の質は良いのですが、このような細かな部分にユーザビリティが行き届いていない気がします。ただ、先にも記載した通りユーザーガイドの動画や写真の追加なども検討されているとのことなので、もう一歩踏み込んだ詳しい説明書の改良を期待したいところです…!

桜乃こはく

製品自体はいいので、説明書の改良だけは是非頑張ってほしいですね!

快適に動ける良品!ただし改善の余地もあり!

有線VRヘッドセットのケーブルの取り回しを大幅に改善する「ケーブル・ランニングワイヤ VR」をご紹介してきましたが、私が実際に使用してみての所感としては製品自体はかなり使いやすく良いものだったと思います!

ただし、先にも述べた通り設置難易度の高さや説明書の不備、余裕のない付属品など考慮しなければならない点も多く、課題点も多く残る製品だと言うのが率直な感想でもあります。

それでもワイヤーを使うという発想自体は素晴らしく、VR内で活動する方にとっては頼りになる周辺アクセサリーの一つとなるのではないでしょうか?

ROOX社はまだまだVR産業に参入してから日が浅いということで、これからのVR周辺機器の開発や後続モデルにも期待したいところです!

桜乃こはく

こはく的レビュー評価としては

評価 :4/5。

総評としては星4つといったところですね!

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