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先日、周辺機器メーカーで有名なAnkerさんから販売が開始された、Oculus Quest2専用充電ドックの「Charging Dock for Oculus Quest 2」!
こちらは米Amazonで先行販売された新しいガジェットとなるのですが、発売当初位から各種メディアが取り上げたことで話題となり、長らく在庫切れを起こしていた超人気の製品です!
日本でも発売が待ちきれずに海外から個人輸入でGETしている人が多かった印象ですね。
大きな反響があったことから、日本のAmazonでも7月初旬あたりからずっと品切れを起こしていたのですが、先日やっと在庫が少しだけ回復したということで僕も購入することができました!
というわけで、今回はこちらの充電ドックをレビューしていこうと思います!
「Charging Dock for Oculus Quest 2」が高いけど安いと言われる最大の理由
ネット上では称賛の声も多い本製品ですが、他社製の充電ドックとは何が違うのか?
ここでは「Charging Dock for Oculus Quest 2」の特徴をざっくりとまとめてみました。
- ヘッドセット、コントローラをドックに『置くだけ』で充電できる!
- Touchコントローラをバッテリーに換装して充電式にできる!
- コントローラを含めて、Quest2をスッキリ収納できる!
この充電ドックを選ぶ最大の理由とも言えるのが、ヘッドセットやコントローラをドックに『置くだけ』で充電できることでしょう!
付属品にはQuest2をマグネットで吸着して充電できるアタッチメントが同梱されており、HMDをドックに置くだけで自動的に端子同士が引き合い、充電が開始される仕組みとなっています。
さらに付属されるコントローラ用バッテリーと専用カバーを使用することで、Touchコントローラを乾電池式からバッテリー充電式に換装することが可能になり、電池交換の手間を省きながら約500回以上(電池容量が80%)繰り返して使うことができるようになります!
乾電池って何故かやたらコスパが悪いイメージがあったので、コントローラを充電式にしてくれるのは凄くありがたいですよね!
名もなき中華メーカーからも似たような充電ドックは販売されているのですが、ヘッドセット自体の充電には対応していても、Touchコントローラのバッテリーまで付属されているのは今のところは「Charging Dock for Oculus Quest 2」だけです。
さらにこの製品は、Oculus公式から認められた証でもある『Oculus Ready』を取得しているため、近年問題視されているバッテリー関連の安全性についても保証されていたりと、非常に信頼性の高い製品となっています。
メーカー自体も有名なAnker製なので、製品信頼性はバッチリですね!
販売価格は実売で約9,990円。
一見すると若干お高く感じてしまう価格設定となっていますが、類似品の充電ドックも大体4,000円前後はするので、Touchコントローラの煩わしい電池交換から開放されるメリットや『Oculus Ready』の信頼性の高さを踏まえると、実はかなりお買い得の製品なんですよね!
僕のようにVRで遊んだ後は充電もせずに放置する…。「Charging Dock for Oculus Quest 2」は、そんなズボラな人にこそ重宝する便利アイテムというわけです!
開封&外観や付属品をチェック
ここからは実際に製品を開封しながら、外観や付属品などをチェックしていきましょう!
まずはパッケージですが、これはデカイデカイと噂されているだけあって相当大きいです。
思った以上に場所を取るので、予め設置スペースを考えておくのがいいでしょう!
パカッとご開帳!
ドック本体は白をベースにAnkerらしい配色になっており、横幅は約38cmとかなり長い感じです。
本体の下には付属品たちが綺麗に収納されていました。
- コントローラ用充電池 ×2
- 充電用コントローラカバー ×2
- HMD充電用マグネットアタッチメント
- 充電ドック通電用 USB-Cケーブル
- AC電源プラグ
- クイックスタートガイド
付属品にはTouchコントローラを充電するためのバッテリーと専用カバー、HMD充電用のマグネットアタッチメントにドック本体に給電するための電源ケーブル等が付属されています。
中華製の充電ドックには、コントローラを充電式に対応可能にする製品はまず出回っていないので、この辺りは「Charging Dock for Oculus Quest 2」の大きな利点でもありますね!
付属されているAC電源プラグは最大12V=2.25Aの高出力タイプ。一般的なUSB電源では給電能力が足りない可能性が高いので、必ず付属のACプラグを使用するようにしましょう。
ドック本体から出るマグネット給電端子。ここにQuest2本体に接続したマグネット端子がガッチャンコする仕組みです。
両サイドにはTouchコントローラを充電するためのスペースが確保されており、専用のバッテリーとカバーを装着した後に側面にある充電端子から充電できるようになっています。
ドック本体の背面には給電用のUSB-C端子が配置されています。
後ろからケーブルを出すようになるので設置箇所のバックスペースは少し開けておく必要がありそうです。
使用するにあたっての下準備
まず、Quest2本体に付属されているマグネットアタッチメントを装着します。
数ミリだけ出っ張るので少し不格好ですが、使用中は視界にも入らないのでこの辺りは全然許容できますね。
マグネット端子が装着できたらQuest2本体をそっと充電ドックに置きます。このときにマグネットが自動的に吸着して充電が開始されます。
極稀に吸着しない場合がありますが、そのときは軽く揺らしてみたり指で直接端子を近づけると簡単に付いてくれました。
充電が開始されると本体正面にあるインジケータが点灯して充電状態を知らせてくれます。
電池残量に応じてLEDの色が変わるので、かなり便利ですよ!
続いてTouchコントローラのカバーを外して、付属されているバッテリーを装着した後に専用のカバーを装着します。
専用のカバーには金属接点の端子が付いており、こちらも充電ドックに置くことで直接バッテリーに充電する仕組みとなっているようです。
コントローラもそのまま充電ドックに立て掛けるように置くだけです。
周りがシリコンで出来ているため、ある程度手荒に置いても傷が付く心配もなさそうです。充電時に突っかかる感じもなく非常に快適でした。
充電ドックを使う上で気になる3つのデメリット
さて、ここまで便利な点やメリットをお伝えしてきましたが、ここからは使用していて気になったことをまとめていこうと思います。
まず第一のデメリットが、とにかく充電ドックが大きく設置場所をかなり選ぶという点です。
スペースが限られるというだけでも結構辛いところなのに、それに加えて重量もそれなりにあるため、落下の危険性を考えるとあまり高いところには置けないというダブルパンチ。
部屋が狭いとそれだけで設置する場所はある程度限られてしまいますね…。
第二のデメリットとして挙げられるのが、充電ドックを使用しているとQuest2本体のUSB-C端子をマグネットアタッチメントが常に占領してしまうことです。
「OculusLink」やモバイルバッテリーを使用したい場合は、その都度マグネット端子を外さないといけません。
まぁ「OculusLink」に関しては、最近だとPCとワイヤレスで接続できる「AirLink」が登場したのでそれほど不便には感じませんでしたが、Quest2を長時間使用する場合にモバイルバッテリーの付け替えが必要になるのは地味に面倒かなっと。
というか、外したマグネット端子をその辺に放置していると絶対に紛失するでしょ…。
充電という手間から開放される反面で、長時間使用する際は逆に手間が増加してしまうというデメリットがあります。
そして最後に気になったのが、バッテリー付きのEliteストラップと併用できない点です。
僕はバッテリー付きEliteストラップを持っていないので検証は出来ていないのですが、Amazonの商品説明には「Oculus Quest 2 Eliteストラップ バッテリーを付けたままでは充電できません」とハッキリと書かれています。
おそらく左右にある固定具が干渉するのだと思うのですが、使っている方は注意が必要ですね。
なお、充電ドックと併用できないのは「通常」のEliteストラップではなく、「バッテリー付き」のEliteストラップなのでお間違えなきように。
あと、イヤホンを付けたまま収納できるかについての質問が来ていたのでお答えしておきますが、こちらはドック本体とイヤホン端子がギリギリ干渉してしまう絶妙な配置になっているので、断線等を心配するなら止めておいたほうが無難だと思います。
イヤホンを使用するなら付けっぱなしではなく、その都度抜き差しするようにしましょう。
及第点は多いが『置くだけ』で充電&収納ができる理想的なドック!
いろいろと気になる点も書いてきましたが、やはりヘッドセットやコントローラを『置くだけ』で充電できるという快適さは唯一無二のものですし、買ってよかったか悪かったかと聞かれると余裕で買ってよかった製品だと自信を持って言えます!
特にTouchコントローラを充電式にできるのは、発売当初から僕がずっと待ち望んでいた機能なので、これだけでも買ってよかったと思いましたね!
使いたいときにササッと装着できるフットワークの軽さは、現状では他のどのVRヘッドセットでも得られない唯一無二のメリットだと言えるでしょう!
その対価として、ケーブルを差し替えて使う「OculusLink」やモバイルバッテリーへの拡張性が犠牲になってしまったり、バッテリー付きEliteストラップを使用している人は使用できなかったりと、ヘビーユーザーにはやや優しくない印象も正直なところ受けました。
これらのメリット・デメリットを踏まえた上で、購入を検討している方は是非ご参考にしてみてくださいませ!
こはよー!桜乃こはくです!🌸